予測する列とは

予測する列とは、推論時に分類カテゴリや値を「AIに予測してほしい列」のことです。目的変数とも呼ばれます。

分類や回帰問題、時系列解析を行うときに必須の設定項目で、MatrixFlowでは前ステップの「データセット設定」で表形式データ(CSVファイル)を選択した場合にのみ、設定画面に止まります。

AIモデルで予測を行うには、事前に[学習に使う列]と[予測する列]の関係性やパターン、ルールを学習しておきます。

[予測する列の値]は、[学習に使う列の値]の組み合わせの「正解値」として関係性を学習するので、学習用データセットには必須の列です。

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<補足>データセットのすべての列を学習に使う必要はありません。
データセットとしてMatrixFlowにアップロードすることはできますが、予測する列と明らかに関係のない列は学習に時間がかかったり、予測精度が落ちる場合がありますので、できるだけ学習に使わないようにしましょう。

推論は学習した関係性やパターンを使って行いますので、推論用データセットには[学習に使った列]だけあれば[予測する列の値]を導き出すことができます。

そのため、推論用データセットには[予測する列]は不要です。

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