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推論APIの返り値(画像の分類、ベクトル化、次元圧縮)

画像データの分類/ベクトル化/次元圧縮を APIで推論した際のレスポンス(返り値)です。

出力される項目の解説は、推論結果の見方 をご覧ください。

■対象の投入データ/ファイル形式

・単一の画像データ/jpg, jpeg, pngファイル

・複数の画像データ/複数の画像ファイルを1つにまとめたzipファイル

■レスポンスのデータ形式

項目 値と説明
MIMEタイプ application/json
文字コード Unicode(UTF-8)

■レスポンスの値

フィールドの出力順は実行環境によって異なります。

<分類>

フィールド_0 フィールド_1 フィールド_2 説明
action     固定値 “finishInferring”
推論の終了を意味する
inferenceType 固定値 “classification”
分類を意味する
id MatrixFlow内部で自動で付与する実行時の識別ID
classes 分類するクラスを示す値:配列
例)犬, 猫 の2クラスに分類する場合 [“犬”, “猫”]
probability true / false
次項 “list.probability”が算出されるか否か
list 投入したデータセットの画像ファイルごとに、以下4つの情報を繰り返し出力する
filename 処理対象の画像ファイル名
MatrixFlowで推論を行ったときの、推論結果画面の分析対象ファイル名に該当
body 画像ファイルの内容をBASE64*形式で出力
label 予測したクラス
予測結果は、”classes” のいずれかの値
probability “クラス名”: 各クラスの信頼度 予測した分類クラスがそのクラスにどれだけ当てはまるか(1.0に近いほど当てはまりが良い)
推論結果画面の棒グラフで表示される値に該当

*BASE64は、バイナリデータを規則に沿ってテキストデータに置き換える変換方式の一つです。64種類の英数字と一部の記号でデータを表現します。

<ベクトル化>

フィールド_0 フィールド_1 フィールド_2 説明
action     固定値 “finishInferring”
推論の終了を意味する
inferenceType 固定値 “vectorization”
ベクトル化を意味する
id MatrixFlow内部で自動で付与する実行時の識別ID
probability ベクトル化では使わないため、常に “false”
list 投入したデータセットの画像ファイルごとに、以下4つの情報を繰り返し出力する
filename 処理対象の画像ファイル名
MatrixFlowで推論を行ったときの、推論結果画面の分析対象ファイル名に該当
body 画像ファイルの内容をBASE64*形式で出力
similarities 投入したデータセット内で類似していると予測した上位8ファイルの情報(ファイルごと)
distance 処理対象の画像と、類似していると予測した画像との類似度
ベクトル同士の近さを求めることで、画像がどれだけ類似しているかを測ることができる
filename 類似していると予測した画像ファイル名
index データセットを昇順にソートして、何番目のファイルか(1ファイル目は0)
vector 画像ファイルをベクトル化した1次元配列

<次元圧縮>

フィールド_0 フィールド_1 説明
action   固定値 “finishInferring”
推論の終了を意味する
inferenceType 固定値 “dimRed”
次元圧縮を意味する
id MatrixFlow内部で自動で付与する実行時の識別ID
probability 次元圧縮では使わないため、常に “false”
list 投入したデータセットの画像ファイルごとに、以下3つの情報を繰り返し出力する
filename 処理対象の画像ファイル名
MatrixFlowで推論を行ったときの、推論結果画面の分析対象ファイル名に該当
body 画像ファイルの内容をBASE64*形式で出力
vector 画像ファイルを2次元に次元圧縮した1次元配列